世界中の自動化された生産現場で使われている、三菱電機のFAロボット「MELFAシリーズ」。そのモニタリング・点検・保証延長をワンパッケージ化したアフターサービスプランが「iQ Care MELFA Support」だ。
FAロボット1台ずつに用意されているSDカードをコントローラに挿入することでアクティベートし、各種サービスが有効となる。このSDカード内には各ロボットの日々の稼働状況など、100種類に及ぶデータが自動で記録され、点検サービスの際に活用されるほか、保証延長サービスが有効となる。

iQ Care MELFA Supportに付属する専用SDカードには、ハギワラソリューションズの「ACHSE(アクセ)セキュアエレメントカード」が採用された。
「こういった用途で使うSDカードですから、物理的な耐久性はもちろん、コントローラのOSに対応できる処理を組み込めること、対象以外の機材に使い回しされないこと、データをセキュアに保存できることなどが条件となりました。候補のメーカーさんはいくつかありましたが、こちらの課題に耳を傾けて、一緒に取り組んでいただけたのが、ハギワラさんでした。」とソフトウェアを開発した千田氏は語る。

専用SDカードをコントローラに挿入することで、各種ソフトウェアおよび保証延長サービスが有効となる。

これまでは、個別に提供されていた、FAロボットのアフターサービスを統合し、その内容を大幅にレベルアップしたiQ Care MELFA Support。ユーザーからも「シンプルでわかりやすくなった」「購入しやすくなった」「メーカーから直接購入できるため信頼感がある」といった声が届いているという。
「FAロボットのコントローラにSDカードを差すだけというシンプルさが、お客様に受けていると思います」と営業担当の高橋氏は分析する。

日々進化続けている、三菱電機様のFAロボット。高い耐久性とセキュア性能、新旧OSへの対応など、高いハードルを越えて実現した新しいサービスに、ハギワラソリューションズの開発力と製品力が貢献している。

小型FAロボットの分野で高いシェアを誇る三菱電機のMELFAシリーズ。