2012.11.13

世界初!高度なセキュリティ機能(TCG Opal)を搭載した
産業機器・組込み向け小型フラッシュストレージを製品化

ハギワラソリューションズ株式会社(本社:名古屋市中区、代表取締役社長:葉田順治)は、産業機器分野で使用されるシステムに組み込むための高度なセキュリティ機能を搭載したフラッシュストレージ製品のサンプル出荷を2013年1月より順次開始します。2013年第二四半期からの本格量産を目指します。

国際標準化団体 Trusted Computing Group (以下、TCG(※1)) は、コンピューティング環境におけるセキュリティ技術の向上を目的として、2012年2月24日にストレージセキュリティの最新仕様「TCG Storage Security Subsystem Class: Opal “Specification Version 2.00”(以下、TCG Opal)」を発表しました。当社は、本規格に互換のあるVer. 1.00対応の暗号化機能を搭載したソリッドステートドライブ(以下、SSD) を開発しました。

TCG Opalは、よりセキュアなIT環境の実現を目指して標準化されたものです。本仕様に対応したSSDとソフトウェアを組み合わせることで幅広いコンピューティング環境に適した高度なセキュリティソリューションの実現が可能となります。

■特長

当社は、TCGのメンバーとして積極的に活動し、お客様の幅広いセキュリティニーズに応えた製品・ソリューションを提供していきます。当社が長年培ってきた産業機器、組込みシステム向けストレージに関するノウハウを生かし、サービス業などで使用されるタッチパネル式の業務用端末やPOS端末、工場やオフィス環境で使用される業務用パソコンや多機能プリンタ(MFP)など、重要な情報を扱い、高度なセキュリティを要求される環境向けに最適なデータ記憶媒体を提供します。

 TCG Opal対応ストレージとしては世界最小(W36.4mm×D42.8mm×H3.6mm)となるCFast™※2(以下、写真)の他、産業機器、組込みシステムの形状やサイズに合わせて2.5inch、HalfSlimSATA※3、mSATA※4、の4種類の形状からお選びいただけます。


1inchサイズ小型ストレージ「CFast™」
  1. ※1:TCG(Trusted Computing Group):信頼できるコンピュータプラットフォームを構築するための、ハードウェア、ソフトウェアの業界標準仕様の策定、普及を目的とした団体です。
  2. ※2:CFast™は、当社の企画・立案によって、コンパクトフラッシュ(CF)の規格団体であるCompact Flash Association (CFA)により、正式に規格化されたSATAインターフェイスの小型ストレージ規格です。
  3. http://compactflash.org/product-types/cfast-cards/
  4. ※3:JDEC MO-297 Standard規格に準拠した形状です。
  5. ※4:JDEC MO-300 Standard規格に準拠した形状です。

■基本機能

TCG Opalに対応したSSDは、Opal仕様に対応したアプリケーションソフトと組み合わせることで、「プリブート認証」、「セキュリティ領域分割」、「リモートによるストレージの集中管理」など、高いセキュリティ機能の実現を可能とします。

[プリブート認証]
PC起動時にユーザー認証をよりセキュアに行う機能です。TCG Opal仕様に対応したSSDを使うことにより、WindowsなどOSの起動前に生体認証や、ICカードなど、高度な認証手段の適用が可能となり、従来のキーボードを利用したパスワード入力よりも高いセキュリティ環境が構築できるようになります。

[セキュリティ領域(パーティション)分割]
SSD内のメモリ領域を、最大4つまでのセキュアな領域に分割し、利用する技術です。分割された各領域は、それぞれ異なる暗号鍵により保護され、その領域を所有する正当なオーナーや許可されたユーザーに限り利用することが可能となります。これにより、例えば異なる領域に顧客情報と店舗を運営・管理する情報を別々に記録・保護するなど、記録する情報の特性に合わせてメモリ領域を使い分けることで、セキュアなデータ管理が実現できます。

[TCG Opal対応SSDをリモートにより集中管理]
専用の管理ソフトウェアとの組み合わせことにより、管理サーバーからTCG Opal対応SSDが内蔵されたクライアント端末を集中管理することが可能です。管理者が意図したセキュリティポリシーでシステム全体を管理・運営することが可能になります。
情報漏洩の約50%を占める、データの管理ミス、誤操作による漏洩を低減することで、システム全体の安全性を確保します。

これらセキュリティ機能の実現に向けインサイトインターナショナル社(※5)、Wave Systems社など ソフトウェアメーカー各社の協力を得て開発を進めています。

  1. ※5:インサイトインターナショナル株式会社について
  2. 設立:1984年
    本社:東京都新宿区市谷田町1-19 SPC市谷ビル 3階
    事業内容:PC及び組込み向けS/W開発,H/W開発


■主な用途

産業機器、組込み機器に使用されるWindowsやLinuxなどのオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションソフトウェアの格納用。

■アプリケーション例

  1. POS端末、コンビニ/キヨスク端末、ATMなどの金融端末
  2. FAパソコン、パネルコンピュータ、タッチパネルシステムなどの業務用端末
  3. 多機能プリンタ(MFP)、FAX、電話会議システムなどのOA機器全般
  4. 医療機器、電子カルテシステム、画像診断装置、計測機器全般
  5. 生体認証システム、入退室管理システム、監視カメラなどのセキュリティ端末全般
  6. 自動改札機、放送設備などの社会インフラ設備全般
  7. カーナビゲーション、車載機器全般
このリリースに掲載されている会社名・製品名等は、一般に各社の商標又は登録商標です。
このリリースに記載の内容は、発表当時の情報です。予告なく変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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